空気がひんやりとし、秋の深まりを感じる今、香ばしい風味やスパイスの香り豊かなデザートを楽しむのにぴったりの季節です。このほうじ茶ムースは、ほうじ茶の深い香りと黒ごまのナッツのようなコクに、生姜、オールスパイス、そして沖縄のスパイスが加わり、優しい温かさと秋の香りを感じさせてくれます。
材料について
ほうじ茶
ほうじ茶は、緑茶の茶葉を焙煎して作られるお茶。炒った香ばしさとまろやかな味わいが特徴です。このレシピには、深煎りのほうじ茶がおすすめです。しっかり炒った香ばしさがムースに奥行きを与え、黒ごまやスパイスともよく合います。
風味を十分に引き出すため、茶葉が大きめの場合は、使う前に手で軽く砕いておきましょう。少し細かくすることで、抽出の際に香りが風味が出やすくなります。茶葉を蒸らし、弱火でゆっくりと煮出すことで、香ばしさと豊かな風味が凝縮されたほうじ茶ミルクが出来上がります。
より繊細でやさしいお茶の風味がお好みの場合は、浅煎りのほうじ茶を使っても、おいしく作れます。その場合、仕上がりのムースの色は薄くなり、焙煎の香りも穏やかに仕上がります。

黒ごま
黒ごまクランブルには、黒ごま、きな粉、きび砂糖、少しの塩が入ったこちらのパウダーを使用します。
もしお手元になければ、すりごま(黒)でも代用できます。お持ちのパウダーの甘さに合わせて、お好みで砂糖を少量加えてください。

カラキ
沖縄の方言で「カラキ(カラギ)」と呼ばれる沖縄シナモンは、沖縄島北部に自生するシナモンの一種です。古くから、その樹皮や根が、伝統的に香辛料や薬として利用されてきました。樹皮や根だけでなく、葉にも心地よい風味と香りがあり、乾燥させて、葉のまま、または粉末にして使われます。
このレシピでは、カラキ葉のパウダーを使用します。美しい緑色とほのかな甘み、そして柔らかな香りが、ほうじ茶ムースにほのかな温かみを添え、お茶の香ばしい風味を引き立ててくれます。カラキがない場合は、シナモンパウダーで代用できます。

ほうじ茶と黒ごまのムース レシピ
分量:3〜5カップ分
材料
ほうじ茶ムース
- 牛乳 220ml
- ほうじ茶(茶葉) 10g
- 砂糖 35g
- カラキパウダー 少々
- ジンジャーパウダー 少々
- オールスパイスパウダー 少々
- 粉ゼラチン 5g
- 水 30ml
- 生クリーム 100ml
黒ごまクランブル
- 黒ごまパウダー 25g
- プレーンビスケット 40g
- 無塩バター 10g
作り方
ほうじ茶ムース
- ゼラチンをふやかす:水30mlに粉ゼラチンを振り入れ、約10分おいてふやかします。
- ほうじ茶ミルクを作る:小鍋に牛乳を入れ、沸騰直前まで温めます。火から下ろしてほうじ茶の茶葉を加え、2〜3分蒸らします。再び弱火にかけ、2〜3分ゆっくりと煮出します。茶葉をこして取り除き、温かいほうじ茶ミルクをボウルに移します。カラキジンジャー、オールスパイス、砂糖を加え、完全に溶けるまで混ぜます。
- ゼラチンを加える:温かいほうじ茶ミルクに、ふやかしておいたゼラチンを加え、完全に溶けるまでよく混ぜます。
- 冷ます:ボウルの底を氷水にあてます。ゴムベラでゆっくりと混ぜながら、とろみがつくまで冷まします。
- 生クリームを泡立てる:別のボウルで、生クリームを七分立て(柔らかな中程度のツノが立つぐらいまで)にします。
- 合わせて冷やし固める:冷ましたほうじ茶ミルクに生クリームを加え、泡をつぶさないように優しく混ぜ合わせます。器に分けて入れ、冷蔵庫で冷やし固めます。
黒ごまクランブル
- ビスケットを袋に入れ、粗く砕きます。
- 黒ごまパウダーを加え、溶かしたバターを回し入れて、全体になじむように混ぜ合わせます。
仕上げ
- ムースが完全に固まったら、上にクランブルを散らします。お好みでハロウィンの飾り付けを添えてください。
ほうじ茶、黒ごま、スパイスの温かな香りが広がる、優しい秋のデザートをお楽しみください。Happy Halloween!

レシピで使った材料
Kugani Kitchen:カラキ(沖縄シナモン)リーフパウダー