春分も過ぎ、ようやく春の暖かさが感じられるようになりました。
春の剪定を正式に始める時期です。
「刈り込み」とは、機械で茶葉を摘む際に、古い葉や小枝が新芽に混ざらないように、摘み取る面を均等に刈り込む作業で、また、今(春)一番茶の準備として刈り込むことを「春刈り」といいます。
より温暖な地域では、この作業は秋に完了し、「秋の剪定」として知られています。
秋の摘芯とは異なり、「春摘芯」は葉が冬を越せるようにするため、養分蓄積に良い効果をもたらします。さらに、一番茶の摘芯面を寒さから守る効果もあります。
一番茶の収穫時期は遅れますが、お茶は「ガジュガタ芽重型」となり、一本の木に含まれる茶芽の数は少なくなりますが、木の葉一枚一枚の大きさと品質が良くなります。
「春刈り」は、発芽予定時期の約50日前が適切な時期と言われています。
埼玉県では、4月中旬から下旬にかけて茶の新芽が最も多く出るので、これから計算すると、春の剪定に最適な時期は3月中旬から4月上旬になります。
時期が早すぎると、冷えにより茶葉の表面が傷んでしまい、遅すぎると一番茶の収穫が遅れてしまいます。
横田ブログ:発芽予定日50日前 がYUNOMIに初登場しました。
