杵塚家は、NHKと全国農業機構(JA)が主催する第44回日本農業大賞「食をつなぐ」部門で、全国各地の農家や農業団体と競い合いました。
父が39年前に無農薬で茶栽培を始めて以来、茶摘み体験や全国各地の消費者・学生を対象としたイベントを開催してきました。そして今、若い世代が緑茶だけでなく、紅茶作り、田んぼでの田植え・稲刈り体験、味噌造り体験、オーガニックファーマーズマーケットへの参加、農作業ボランティアの受け入れ、国内外からの茶畑見学など、様々な活動を続けており、こうした多様な「食と人を繋ぐ取り組み」が今回の受賞に繋がったと考えています。
山間農業として、高齢化や耕作放棄地の拡大など、取り組むべき課題は山積していますが、自然に触れ、目を輝かせながら人々と触れ合う姿に、大きなエネルギーを感じ、支えられてきました。農業とは、単に食べ物を作るだけでなく、人々が豊かに生きるための心を育てることでもあると感じています。しかし、まだ道半ばです。農村がもっと活力を取り戻せば、社会は変わっていくはずです。これからも、人と自然をつなぐ仕事をしていきたいと思っています。
最後になりますが、この賞をいただけたのは、制作にご尽力くださり、応援してくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました!!!
この記事は、 NaturaliTea の杵塚一家が全国賞を受賞しました が、 YUNOMIに最初に掲載されました。