土橋健夫よりご挨拶
土橋園は1892年の創業以来、一ツ橋通りの本店にて最高品質の茶葉をお届けしてまいりました。121年の歴史の中で、1925年の関東大震災、第二次世界大戦中の東京大空襲など、幾多の歴史的出来事を乗り越えてきました。お茶を愛する東京の皆様のご愛顧のおかげで、赤坂、そして東京を代表するお茶屋として、お茶の道を歩み続けることができました。
土橋園は1967年、いち早く給茶機の販売を開始した企業の一つです。一日中オフィスで働くサラリーマンにとって、手軽に美味しい日本茶を楽しめることは、心身ともにリフレッシュできるひとときでした。毎日一杯のお茶を温かいものでも冷たいものでも楽しむことは、より豊かでリラックスした職場環境とライフスタイルにつながると私たちは考えています。
お茶は栄養価が高く、古来より日本人の健康に役立ってきました。しかし近年、促成栽培(人工の光や熱を用いた栽培)により、茶の栽培には化学肥料や農薬の使用が増えています。土橋園では、お客様に安心してお茶を飲んでいただきたいと考え、茶葉の生産段階からトレーサビリティの高い管理を徹底しています。
一人でも多くの方に安全で高品質なお茶をお楽しみいただき、より豊かな暮らしを創造するために、私たちは食の文化親善大使として貢献してまいります。日本の伝統文化であるお茶は、皆様により良い、より健康的な生活を送る機会を提供します。お客様に日本茶の楽しみ方をご案内し、その喜びをお届けすることが、豊かなお茶文化の発展へのささやかな貢献となると考えております。