春の訪れを、いつ、どのように感じますか?特定の花が咲いた時でしょうか?それとも日が長くなった時でしょうか?私にとって春の訪れは、テーブルの上に苦味の乗ったお皿が並んでいる時です。
春になると、山菜(さんさい)と呼ばれる野生の食用植物が店頭に並びます。山菜には苦味が強いものが多くあります。



日本語で苦味(にがみ)は、和食における春野菜のキーワードです。
日本料理には「春の皿には苦みを盛れ」 (はるのさらにはにがみを盛れ)という言葉があります。春に苦味を摂ることは、冬の間に体に溜まった老廃物を排出するデトックス効果があり、健康に良いと言われています。私は、苦味が体を目覚めさせるのと同時に、その苦味がとても美味しく感じるのを感じます。縄文時代から1万年以上も昔、人々は春に山に入り、山菜を摘んで食べてきました。
山菜はどれも体に良いと思われがちですが、調理前に苦味を取り除く必要があるため、なかなか食べられないという人もいます。この苦味を取り除く作業は「灰汁取り」と呼ばれます。山菜の種類によって、様々な方法があります。
ここでは、たけのこを使ったあくい取りの方法の一つを紹介します。

私の家の近くに竹林があります。若い竹を見つけられますか?

ここにあります。

竹を採取したらすぐに、竹の大きさに応じて2〜3時間、米ぬかと一緒に煮る必要があります。

冷めるまで放置します。

アク取りは完了です。アクも抜けているので、調理を始めてください。たけのこは炒め物、煮物、サラダ、天ぷらなど、どんな料理にも合います。

容器の中の水を交換すれば冷蔵庫で1週間は保存できます。
こちらはご近所さんから頂いた別の山菜「わらび」。

今回は重曹を入れて煮てみました。

そして、たけのこやわらびと一緒に炊き込みご飯も炊きました!!
苦味が美味しかったです!!
「春のほろ苦さ」は春を感じさせてくれるだけでなく、気分も明るく健康にしてくれます。残りの春もこの味を楽しみたいと思います。
春を楽しんでください!
本日のおすすめ
鰹節(かつお/まぐろ)を使った和風だし。合成塩分は一切加えていません(塩分はすべて素材本来の自然な塩分です)。だし汁、醤油、砂糖で煮込むだけで、手軽に日本の伝統的な味が楽しめます。
